『ムー』という雑誌、ご存じでしょうか?
UFOや宇宙人など、ふしぎな世界が好きな方にはわかるはず!
子どもの頃、私はムーの世界観が大好きでした。UFOだけでなく、ネッシーなどはもちろん、特に興味があったのはイースター島のモアイ像。
半信半疑だった「ノストラダムスの大予言」など、自分で買った本でなくても本当にワクワクする雑誌でした!
そんな私が、毎回なぜか寄りたくなる場所。
それが、高知県西部にある『唐人駄馬』一帯。巨石群以外も散策するため、ここでは『唐人駄馬』とまとめて表記してみました。
今回ご紹介するのは、高知県西部にある『唐人駄馬』。
「唐人駄馬へ行ってみたい!」、そんな方の参考になれば幸いです。
アクセス
『唐人駄馬』と検索すれば出てくるので、迷うことはありません。
アクセスは2通り。
②県道27号線経由
この右側にピンク色の百均、そこからすぐが分岐。左に行けば①、右に行けば②。
距離が長くなりますが、私は足摺スカイラインから分岐へ入り、目的地へ向かいます。
ここからは林間の細い一車線。下の写真より、もっと鬱蒼とした林間になります。
一方、②の県道27号線から向かった場合、スカイライン経由よりは距離&時間短縮になるはず。
ただし。途中から、こちらは鬱蒼とした細い一車線をひたすら上り。目的地までの距離が短いぶん、上りがキツいかも?
行き違いだけが問題ですが、下る方が楽なため、私は帰り②を通ります。(以前は桜のきれいな公園あり。今は工事中)
薄暗い林間を走る一車線の距離は、どちらも大差なさそう。ですが、行き違いしやすい道はスカイライン経由かもしれません。
注意点
足摺岬付近は風も強め。
悪天候のあと、大小の折れた木&枝などで道がかなり荒れます。林間を通る際は、尖った枝などにご注意ください。
唐人駄馬巨石群
駐車場
道路が広くなっている場所に、じゃまにならないように停めています。
歩き方
この看板が入口の目印。巨石を見落としたくない場合、この看板を写真に撮っておくといいですよ。
看板左、南のサークル。
矢印を通り、山へ入っていきます。
少し歩けば、この看板。左でもまっすぐでも巨石は出てきます。
左の石段を上がっていけば、
ドーンと大きな石。
『唐人駄馬』の意味を調べると、
・駄馬→平たい土地
などと出てきます。遣唐使と同じ、中国を表すのかと単純に思っていました。上の看板では、「唐人とは、光り輝く神の居場所」となっていますね。
矢印通りに進んでいくと、
こういう石って、上がってみたくなるんですよね。
『亀石』の上から見える景色はこんな感じ。
先へと足を進めれば、
かなり大きな石の間を通るため、ちょっとした探検気分。
はしごを渡ると、
「巫女が神楽を舞った場所」と書かれた、『千畳敷石』。
目の前には輝く水平線。ここに寝転がって、夜の星空を眺めればどんな景色が見えるのでしょうか?
キャンプ場も見えるはずですが、高所なのでチラッと景色を眺めただけ。
『千畳敷石』から後ろを振り返れば、
その先を入れば、ここは『鏡石』のなか?どうやら、看板を見落としたよう。
途中まで道を引き返すと、北側へと入る順路。
進んでいけば、意外と尖った『鬼の包丁石』。人が切ってなくてこの角度って、どうやった?
さらに進むと、
上がれば見えるのがコレ。亀が首を上げているみたい!
順路通りに歩いて行けば、『祭壇石』。
石からいろんなことがわかるんですね。
次に出てくるのは、『再生のエリア』。
「最強のパワースポット」を今まで見逃していました。
下っていくと、
最初のスタート地点へ戻ります。
では、最後の巨石『東のサークル』。
説明を見ながら歩いてみれば、理解も深まるうえ、冒険みたいで楽しめます。
注意点
順路をうながす看板が設置されており、大人は迷うことはまずなさそう。
ただし。毒ヘビ注意の看板もあるため、お子さん連れの場合は目を離さない方がよさそうです。
大きな石や段差だけでなく、
木の根っこもあるため、歩きやすい靴がいいでしょう。
雨天直後は滑りやすそうな道でした。
キャンプ場
キャンプ場へは巨石群から車ですぐ。歩いても3分ほど。
近年、新設されたトイレがキャンプ場への入口です。
赤丸地点に、巨石の名残&看板あり。
キャンプ場を作る前には、ここにもストーンサークルがあったよう。『唐人駄馬』の説明はこちらをご覧ください。
さっき歩いた巨石も見える、芝がきれいなキャンプ場。無料とはいえ、しっかり整備。ありがたいですね!
夜は真っ暗になると思いますが、星がきれいに見られそう。
園内の注意事項。
この数年、閉鎖&大幅に値上がりするキャンプ場をたくさん見ました。そんなことにならないよう、きれいに使いたいものですね。
炊事棟の湯は出てもコインシャワーはありません。近隣の日帰り入浴を探すといいでしょう。
以前は、炊事棟前にかなり古いタイプのトイレ。今はバリアフリーもあり、なかもきれいな洋式です。
周辺
キャンプ場の南側に馬舎。奥に白馬の姿もいたような。
トイレ前にある施設は、自由に入れます。
柵の先には、かわいい子牛。
道路を渡るニワトリもいたりと、
かなりのどかな景色を楽しめます。
少し歩くとポニーの姿も見られましたよ!
まとめ:なぜか行きたい
なんどか行ったことはあるものの、モアイ像好きだった私としては、なぜかまた行くであろう『唐人駄馬』。
夜、あの巨石の上で星空を見るのは、さすがに恐怖。
でも、今も昔も見える星空って同じなら、ここで「ムーの世界」にフケるのも密かな愉しみ。テントを持ってなかったことが悔やまれます。
近くには足摺岬、車で約1時間半の柏島。お近くを通る際に観光してみてはいかがでしょうか?
「唐人駄馬へ行ってみたい!」、そんな方の参考になれば幸いです。