数年前、ある海岸がニュースに流れてきました。それが香川県西部にある 『 父母ヶ浜(ちちぶがはま) 』。
夏場、海水浴場になる約1kmにわたる海岸線は ” 日本の夕陽100選 “ に選ばれたほどの美しさ。水鏡に反射した幻想的な夕景に思わず目が釘づけ。
そのあと、実際に行ってみたところ。
内陸の干潟という地理的条件もあると思いますが、数々見てきた四国の海岸のなかでも「これはちょっとやられたな」というくらい!
そしてなによりも、海岸を守ってきた人々の思いが伝わる場所でした。
四国に来たらぜひ行ってほしい。今回は、天空の水鏡にあえる『父母ヶ浜』のご紹介です。
アクセス
・三豊鳥坂インターから約20分(高松方面)
・大野原 インターから約20分(愛媛方面)
現地や駐車場への看板もわかりやすく、迷うことはありません。
私はデイリーヤマザキが目印となる無料駐車場に停めますが、周辺には有料駐車場も。
無料駐車場内は誘導してくださる方もおり、トイレや足洗い場も併設されています。
ちちぶの会
幻想的な光景が見られる『父母ヶ浜』。瀬戸内海から多くのゴミが流れつき、かつて埋め立ての危機がありました。
その危機から海岸を守るため、1990年代なかばに地元の有志7名が「ちちぶの会」を設立。未来の子供たちに白くて美しい干潟の砂浜を残そうと清掃活動を続けてこられました。
バブルが弾けるなどの要因もあり埋め立て構想がなくなったものの、現在も清掃活動は続いています。
父母ヶ浜の様子
駐車場から浜は目の前。
水面近くまで行って写真を撮りたくなります。サンダルや長靴、タオルがあれば汚れても安心でしょう。
写真の撮り方は「水面ギリギリ」がポイントかも?立つ方もカメラも。
傘を持ったり、友人たちとジャンプしたり。好きなポーズで撮ると素敵な記念になりますよ。
水たまりは何ヶ所か出来ており、移動して撮ることも可能。
駐車場が混み合うため、日の入りの1時間前くらいから行きますが、
飲食店などもあるため、時間を気にせずゆっくり過ごせます。
写真の撮り方
水鏡になった写真を撮りたい!これ、タイミング次第です。私も「雲ひとつない夕凪の水鏡」はまだ撮ったことがありません。
初めて行ったときはこんな天気。
やはり天気がいい、凪(水面が波打たない)に行きたいですね。
また、次行ったときの楽しみにとっておこうと思います。
まとめ:思いがつながる父母ヶ浜
海岸には、打ち上げられたゴミがあるものだと思っていました。
今までなんどかここを訪れましたが、おそらく人工的なゴミは見ていません。
ここに来る人の多さは、地元の方々が『父母ヶ浜』を誇りに思い活動してきた成果を物語っています。
「過去から未来へつながる生きた手本」と思うと同時に、砂浜の美しさがいつまでも続くよう、訪れた際にできることはしたいと思いました。
今度こそ、雲ひとつない真っ赤な夕凪どきに。
今回は、天空の水鏡にあえる『父母ヶ浜』をご紹介しました。