四国カルストにはパノラマ絶景のキャンプもあり、そこから見える景色は一言では言い表せません。
ただし、カーブの多いせまい山道は避けられず。「行きたいけど道が」と躊躇する方もいるのではないでしょうか?
でも。あの道があるからこそ、着いた瞬間、広がる景色に魅了されるのです。
四国カルストへのアクセスは愛媛・高知どちらからもOK。
私は運転が得意でないものの、山道は慣れています。ですが車は四駆でなく、できればそんな道行きたくない!
そこで、どちらのルートもなんども経験済みの私が、「高知から行くならどのルートが行きやすいのか?」を考えてみました。
結論:人によります。
最後までお読みいただくとその理由がわかります。
「運転に自信がないけど行ってみたい」、そんな方のルート選びの参考になれば幸いです。
四国カルストの地理
四国カルストはざっくり言って広いです。
観光地としてすぐ思い浮かぶのは、おそらくこの二ヶ所。↓
この二ヶ所は同じ四国カルスト内にありますが、約4.3Kmほど離れています。
愛媛側なら『姫鶴平キャンプ場』、高知側なら『星ふるヴィレッジTENGU』を目指すはず。
・対向車との行き違い
これらは避けられませんが、高知から行きやすいルートを考えてみます。
高知から行く場合
地図を調べると出てきますが、私が知る限り4ルート。(以下号線など省略)
4ルートとも、高速下り口がある須崎市から197を北上。1979年日本で最後にカワウソの姿が見られた新庄川沿いを走ります。
197→439→48→星ふる
197→439→304→東津野城川線→48→星ふる
197→東津野城川線→48→星ふる
197→440(梼原町)→姫鶴平ルートへ合流→姫鶴平へ
①は蛇行が長く、通ったことがないので除外。(24/11月現在:道路損壊のため通行止め)②③④の順に分岐点が出てきます。
304ルート
左にガソリンスタンド(コスモ)が出てくると、この標識。緑色の看板下を通り、突きあたりを右折。
このすぐ先でも右折できますが、カーブなので対向車が見えにくいです。(写真の地点がまだ見通しがいいはず)
この古味口トンネルを抜けて5分足らずで、
分岐の標識、ここを左折(304)。
304は一車線のみ、道はせまくなります。(24年4月:平日は工事あり)
東津野城川線との合流地点、これを右折。
山道でも平気・大型車ではないなら、このルート。(大型車も通行しているので個人の判断でお願いします)
304への分岐から約20分ほどで山頂。細くカーブになっている箇所もありますが、この道はわりと通りやすいです。
また、私が行った際は平日でも時間規制が解除されており、ほぼ待たずに通行可。工事の状態によるのかもしれません。
東津野城川線ルート
緑の色の看板(439)へ行かず、197をさらに直進した場合。道路左側に『山の駅』が出てきたらこの標識が見えてきます。
すぐ先を右折すると天狗高原への東津野城川線。
対向車・道幅を気にしなくていいルート。(②304ルートと既に合流すみ↓)
前方に48との合流地点、これを右折。
東津野城川線は、距離は長くても片側一車線で走りやすく、運転に自信がない方・大型車向き。
197を右折する分岐から約30分くらいで山頂です。
梼原ルート(24/11月・追記あり)
以前、私が提案した梼原ルートは以下でした。
↓
440(梼原町で右折)
↓
地芳トンネル
↓
愛媛・姫鶴平ルートと合流
行けばわかりますが、地芳トンネルまで来たらそのまま直進したくなります!ですが、梼原ルートは旧440に訂正。理由はあとで。
隈研吾氏の建築物をみたり、入浴・買いものするならこの道でしょう。
歩いてすぐ、宿泊施設もあります。(四国カルストから約40分ほど)
旧440はかなり蛇行。車の停車場が少ないため、写真はこれのみ。
今年の春、何年かぶりに通ったときは以下の印象。
天候によると思いますが、私が通った時は小さな落石はあっても道が荒れた印象はなく、いまだ通行車両があります。
ですが、車の大きさ関わらず、行き違いがかなり厳しそうな道でした」
行き違いがかなり厳しい印象は、変わりません!ですが、高知県側から姫鶴平へ向かう場合、以前はこの旧440しかなかったはず。
なので、高知県側の梼原町からアクセスする場合、この旧440を選ぶほうが妥当と判断。
また、写真で見てわかるように舗装済み。四国カルスト周辺にありがちな凸凹が多い道ではありません。
しかしながら蛇行も多いうえ、下るより上りがかなりキツい道。以下に該当する場合はこの道を避けた方が間違いなく無難です。
・行き違いはしたくない
・大型車
・連休など通行車両が多い日
・悪天候直後(木や落石などに注意が必要)
どの辺りに出るかというと、愛媛から姫鶴平へのルートを目指した場合、この標識が出てきます。
この標識右側に見える道が姫鶴平ルートとの合流地点。右に高知県の表示があり、ゆすはらと書かれています。440の数字も。
姫鶴平から下る時も号線はないものの、やはり梼原。
梼原から愛媛ルートと合流する場合
下の写真は地芳トンネルを抜けた地点。須崎市内からここまで道が快適なので、ツーリングを楽しむ方をかなり見かけます。
同じ地点で振りかえると姫鶴平ルートとの合流点。(直進約3分ほどで愛媛からのアクセスにある猪伏ルートという方法も)
橋を左折して姫鶴平ルートと合流。(冬期閉鎖の場合、ここに看板あり)
結論
もし、私が友達に聞かれたなら答えはこれ。↓
高知から行きやすいのは?
片側一車線の③がマシ
ここで「人による」と言った最初の結論に戻ります。
高知からいく場合、私が通るのは②。運転がうまくない私が②を選ぶ理由は↓
・大型車ではない
・ほかのルートより短く到着が早い
まとめ:ルート選びの考え方
今回は、高知から行きやすいルートを考えてみました。
どんな車でも安全に通行しやすいのは、冬期閉鎖もない東津野城川線。
片側一車線なので対向車にヒヤヒヤする必要がなく、疲れ具合が違います。
人または天候によっては、通行量の多い道を選んだほうが整備も早く安全でしょう。
混み合う観光シーズン到来。
「運転に自信がないけど四国カルストに行ってみたーい!」、そんな方のルート選びの参考になれば幸いです。