空へ跳ね上がった橋、見たことありますか?
高知県香南市芸西村にある手結漁港。そこでよく見られる光景が『可動橋』。
動く橋には種類があり、ここはいわゆる跳ね橋「跳開橋」。橋のたもとには風情ある漁港もあります。
今回は高知県香南市にある『可動橋』のご紹介です。
アクセス
・時間:高知駅から約40分、高知龍馬空港から約20分
・駅の前が「道の駅やす」

「やなせたかしさんが描いたキャラクター」が各駅にあるよ

旅の思い出がより深くなるから
駐車場・トイレ
来訪者専用駐車場あり。利用時間はAM6:30〜PM6:00
トイレあり。
手結港可動橋
この橋を渡れるのは1日のうち約7時間だけ
警報機がなり始めると遮断機が下り、橋はゆっくり上がり始めます。手結港の入り口に平成14年9月、手結港可動橋(正式には高知県手結港臨港道路可動橋)が完成しました。可動橋は長さ約32mで、開閉時間は約6分かかります。
引用元:香南市公式サイト 手結港(可動橋)より一部抜粋
正面側
動くときに踏切がカンカン鳴ります。
階段を上がって、
間近で見ることも可能。
ここから見える、外港から向こうの景色。
ちょっと離れた場所からみてみると、何度?ってくらい跳ねてますね!
この部分で作動するのでしょうか?
後ろ側
ぐるっと歩いて可動橋の裏側へ。
趣きある石垣が橋を支えており、
もちろん、反対側にも踏切あり。
通行時間
道路として渡れるのは可動時間を含めて、1日のうちの約7時間。
橋のたもとに信号あり。今は橋が上がって船が通れるためか?信号が青。
手結漁港
漁港自体ノスタルジック感を漂わせており、
常夜燈だけでなく、港の周りにある電灯も雰囲気あり。夜もきっときれいでしょう。
下りてみるとここも石積み。由来を調べてみると「なるほど!」でした。
江戸時代の風情が残る港町土佐藩の家老の野中兼山によって完成した日本初の本格的「堀り込み港」で、建設から365年を経た石積みの港で、建設当時の岸壁が残る風情のある港です。
1650~1657年の着工・完成と伝わっており、南北約110m、東西約50m、水深は干潮時で約3mという江戸時代初期では最大級の港でした。
海岸の岩礁地帯の入江を掘削して造られています。近代化の波を経て、漁船が係留され今も使われ続けている現役の港です。
引用元:手結港 高知県観光情報Webサイト「こうち旅ネット」より一部抜粋
野中兼山は、物部川の「山田堰」などでも手腕を発揮した人物。よく見たら、港にこちらの看板がありました。↓
2025年現在、着工から375年ほど。長きに渡り、人々の生活を支えている港。背景を知れば『可動橋』に負けず劣らず、記憶に残る漁港でした。
近くの宿
近くには素敵な宿もたくさんあります。
香南市サイクリングターミナル 海のやどしおや宿(楽天トラベル)
ここから約1時間ちょっとで、ごっくんで有名な馬路村。ぬるっとした泉質の温泉&山の中にある素朴な宿に癒されますよ。
馬路温泉(楽天トラベル)
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まとめ:跳ねる橋と漁港
近くの道路を走っていると、空に向かって跳ね上がった橋が印象的!
下がっているときは、普通の道路と同じように歩いても渡ることができますよ。
風情ある漁港の背景に思いを馳せつつ、ぜひ近くでご覧になっていただければと思います。
今回は高知県香南市にある『可動橋』をご紹介しました。