高知県中部の北に位置する、土佐町。このあたり、土佐町を含めた大豊町・本山町・大川村の4町村を「嶺北」と呼びます。
冬季は雪も降りますが、なぜか移住者にも人気の地域だそう。
国道32号線沿いにある「ひばり食堂」も有名ですが、
・「土佐天空の郷」の米
・地元の野菜「れいほく八菜」
これら食の宝庫だけでなく、地元スーパーもいい味出しているんです!
春の桜、夏には緑まぶしい棚田アート。軽い沢登りやカヌーのみならず、クライミング練習場や登山などアウドドアを上げればキリがない!
つまり、私個人的にはポテンシャルが高すぎる「嶺北」。
そこに、星型に見える滝つぼがあるのをご存じでしょうか?四国の景勝地「滝」へも数々行きましたが、ここはある意味別格。
今回は、高知県嶺北・土佐町にある『三樽権現の滝』をご紹介します。
アクセス
時間:高知駅から車で約1時間15分(高速あり)
近くのインターは、大豊インター(高知県)。そこから国道439号経由で約40分。この看板を目印に道を曲がり、
やがて、滝への看板がある小さい橋を右折、ここから5分足らずで到着。
道は一車線。手前にある曲がり角は見えにくいので、注意。
駐車場・トイレ
3〜4台は停められそうな駐車場。トイレはありませんが『道の駅土佐さめうら』が国道439号にあります。
駐車場そばに鳥居が建っており、
滝への入口がすぐ目の前。
滝への道
この入口から歩いて5分ほどで滝。山道なので歩きやすい靴で行きましょう。
鉄柵があるコンクリート状の小さな橋を渡り、
ヤシの木?を見ながら進み、
すぐ先に土砂崩れあり。自己責任になるため、落石&倒木などに注意は必要。
細い道を進んで曲がれば、
赤い橋が滝の目印。
星のカタチ
赤い橋を渡れば、すぐ目の前に滝つぼがあります。
星のカタチ、おわかりいだだけるでしょうか?
光の反射が少ない夕方&広角の方がわかりやすいかもしれませんね。
鬱蒼とした林間のため、薄暗い時間は緑色。滝の落差としては約7mと小ぶりの滝。実際、肉眼で見た方がこの滝つぼのよさが伝わるでしょう。
正午すぎ
立つ場所により、星型に見える滝つぼ。
崖と木々に囲まれています。
私が行ったのは正午ごろ。
時間や季節によっては、また日の入り方が違うでしょう。
とにかく、信じられないほど水が澄んでいます。
周囲の様子
険しい場所であるため、落石注意。
道中と同じく、倒木も。
珍しく続いた2月の寒波のせいで小さなつららがあり、
左側の滝も凍っていました。
石の模様も独特で、
苔むした岩はジブリ感たっぷり!
とにかく、水。透けています。
にこ淵との比較
『三樽権現の滝』よりは滝つぼが深いため、陰影が濃く感じる『にこ淵』。
淵全体が木々で覆われておらず、陽光が差し込む時間帯もここよりは長いでしょう。
そのため、季節によって「より鮮やかな仁淀ブルー」が見られ、非常に見栄えがするのが『にこ淵』。
一方で、この滝はかなり鬱蒼とした林間&まわりは崖。
滝としても小ぶりなため、見るからに『にこ淵』よりは滝つぼも浅そう。流れてきた土砂が多く見られるものの、逆に濾過されたかのように澄んだ水。
抜群の透明感と星型の滝つぼの相乗効果で、「これはきれい!」と言ってしまうのが『三樽権現の滝』。
太陽の高さ&天候によりますが、おそらく昼前後に行くと美しい滝つぼが見られるでしょう。
近くの宿
カヌーや川遊びを楽しめる宿もあります。
ペットと一緒に旅もできます。↓
まとめ:別格の滝つぼ
四国の景勝地「滝」へも数々行きましたが、ここはある意味別格です。
深い滝ではないものの、透明度が抜群!思わず手ですくいたくなってしまうでしょう。
くれぐれも足元に気を付けつつ、星型に見える場所をぜひ探してみてくださいね。
今回は、高知県嶺北・土佐町にある『三樽権現の滝』をご紹介しました。