冬場に大きな地震があったせいか、「地震速報」を聞くたび、気持ちがザワっと。
日頃から備えているものの、「足りない?」と思うものがありました。
それはトイレの備え。空腹は我慢できても、排泄って限界きませんか?
非常用トイレには種類があり、
・携帯トイレ(凝固剤入り)
・凝固剤のみ
友人に聞いても、「実際に試したことがない」と答えます。厳しいかもしれませんが、「なぜやらない?」というのが私の率直な意見。
今回は、自分が忘れないように「非常用トイレの使い方」をおさらいしてみました。
わが家の簡易トイレ
私が持っている簡易トイレは、「ふるさと納税返礼品」。今ほど防災用品が豊富でなかったから頼んだような?
「試しに、念のために」のものにお金を出す。
これって躊躇しませんか?その点、ふるさと納税なら「まあいいか!」とポチっと。
約7年は経過していますが、とても丈夫!便座は汚れが拭きやすいよう、養生テープでぐるぐる巻き。
今は便座がポリプロピレンだったり、全部が流して洗えるトイレも数多くありますよね。衛生面を最優先するなら洗えるタイプがいいでしょう。
自宅避難でトイレが壊れていない前提なら、凝固剤&ゴミ袋などの備蓄重視でいいのかも?
今度買うなら多用途タイプか、
どっしり座れるタイプ。長期戦を想定するなら、安定&座りごごちがいいと安心です。
ハイキングや高速などを考えて、携帯タイプもいろいろ購入済み。車や各自の避難リュックに入れています。
今はトイレ用テントを物色中。
とにかく、他人を気にせず、いつでもトイレに行けるという安心感は大きいです。
試す日
家で試すなら、私は断然燃えるゴミの前日。
私は自宅のトイレでもやりますが、意識的に段ボールトイレを使います。
やらないと組み立て方を忘れそうだし、危機感が薄れるから。
実際試すとこんなことがわかります。
・ニオイがどれくらい気になるか?
・一回当たりのゴミの量
・一回当たりの重さ
育児や介護の経験がある方はイメージしやすいかもしれません。1日分溜まったらそれなりのニオイや重さを体感します。
これが家族1週間分としたら、かなりの量になりませんか?
必要なもの
「試してみよう」と思うなら、家にあるもので出来ます。
・大きいゴミ袋
・小さめのゴミ袋
・あればクリップ
・トイレットベーパー
「あればいい」と見聞きしていた新聞紙。それでも十分使えます。
ですが、実際は油分があるため、意外と水分を吸収しにくいと感じるかもしれません。少なくとも私はそうでした。
「どうすれば吸収しやすくなる?」「やはり凝固剤を使った方がいい?」など、解決方法や備蓄を考えるいい機会になります。
携帯型・凝固剤
凝固剤の成分は、おもに高分子ポリマー。個包装、振りかけるタイプなど種類があります。
個包装&携帯タイプだと防災リュックに入れやすいうえ、通常の握力があれば開封は問題ナシ。
小さいお子さんや手の力が弱っている方など開けにくい場合、オムツ用パッド・オムツなどが使いやすいかもしれませんね。
一回使ってみて、自分&家族にとって使いやすいものを選ぶといいでしょう。
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トイレットペーパー
排泄するためには、トイレットペーパーが必要。そして、処理の仕方。
私は用を足した袋に入れます。水分を吸った凝固剤が膨らむのはもちろん、トイレットペーパーを入れた分、袋がさらにかさばります。
また、山小屋でこんな方法もありました。
排泄物は通常通りにトイレを使い、水を流す。水といってもおそらく雨水?通常のトイレほど水は流れません。
使用済みトイレットベーパー類は簡易ゴミ箱(縦長の段ボールにゴミ袋)へ。
「袋に入れて捨てる」との注意事項は聞いておらず、張り紙もないので皆さん同じようにしていました。
ただ、見た目・ニオイが気になる場合。あとから入った人が不快にならないようにして捨てます。
↓
簡易ゴミ箱へ入れる
ニオイ
ニオイがでそうなものには「フタ」「消臭剤」があればなおよし。
すでに持っている防災用のトイレにフタがない場合。段ボールなどでフタをすれば少しはマシかもしれません。
消臭剤がない場合。
家にあるもので代用するなら?
トイレのアンモニア臭を防ぐために「クエン酸」を使うご家庭もあるでしょう。消臭効果のある「炭」も有効かもしれませんね。
断水をイメージ
家で試すときも災害時を想定してみましょう。
水が使えないとしたら?
私がキャンプするときは防災食だけでなく、「100円で買える携帯タイプ」のトイレなども試します。
キャンプ場で初めて段ボールトイレを使ったとき、子供が私にいったこと。
手を洗いたい
これ、正直ハッとしました。
当たり前のこと(手が洗えない)ができないって、最初は想像以上に不快です。
私は排泄物を処理するため、シャカシャカ手袋を使用。でも、子供には渡してなかったんですよね。
アルコール入りウェットティッシュは常備。それを使って、毎回手を拭きました。
大切なことなので繰り返します。「水で流して手が洗えない」って思ったより不快です。
やり方
おおまかな流れとしては、
1人あたり35回分(7日分)の災害時トイレの備蓄が必要です。引用元:経済産業省 トイレ備蓄忘れていませんか より一部抜粋
まとめ:排泄こそ
「試してみる」ってとても大事です。普段食べ慣れていない防災食があるなら、それも含めて。
空腹は我慢できても、排泄って限界きませんか?
排泄こそ、一度やっておいて損はありません。いざとなったときのハードルがグンと下がるでしょう。
ほかにいい方法があるかもしれないので、ご自分に合った方法を探してみてくださいね。燃えるゴミの前日に試してみることをおすすめします!
災害に備える一つの手段として少しでも誰かのお役に立てることを願っています。
段ボール備蓄は考えていませんでしたが、山小屋の簡易ゴミ箱をみて意識が変わりました
・床に敷いて底冷え防止
・枠組みを作れば簡易トイレ