災害はいつおきるかわかりません。突然やってきます。
「最低限なにをどれだけ備えればいいか」は調べればわかります。でも、調べれば調べるほど「どこまで備えれば?」と思うことも。
なので、私は「日常生活になじむ防災」をいくつか実践中。
今回は、しっとりおいしい缶入りパン。一缶で二度おいしさを味わえる方法 をご紹介します。
缶入りのパン
私が備蓄で主食とする食品は、
・サブは缶入りパン
物資がすぐ届かないことを想定し、「開ければすぐ食べられるパンが便利そう」と購入したような。
でも、災害時には早くからパンが配布されているのを目にすることも多いですよね。
「温かい麺類」と思うものの、米製品と同じく貴重な水とガス類が必要。家族も好きな麺類は、災害備蓄用としてはひとまず課題。
今回は久しぶりに缶入りパンを実食をしてみました!
3種類の味
今、備蓄しているのは、プレーン・オレンジ・黒糖の三種類。
これは5年保存できるパン。賞味期限をみると2025年なので、2020年ころに購入したようです。
今回は、今まで私が食べたことがなかったオレンジ味を開けてみます。
実食
上のプルタブを、
引っ張るだけ。とてもカンタン!
パンを出すとこんな感じ。
ちぎってみました。
しっかりとした味のオレンジピール入り。
ゴミはこれだけ。
においも出なくてよさそう。(小さい子供さんがいる場合、缶の切り口や乾燥剤に気をつけてくださいね)
味と食感
4年前の商品なので、正直なところ「硬いかな?」と思っていました。
それが、意外としっとり!
オレンジの風味が口にふわっと広がり、フルーツケーキを思い出すような感じ?
こちらはプレーン。
そのままでも十分おいしく食べられます。ジャムをつければ、子供さんのおやつ代わりにもなる味。
朝食に
このパンにサラダや野菜ジュースがあればまさに朝食。
パンの内容量100g、卵2個分の重量。男性や育ち盛りの子供さんで「物足りない」と思うなら、量を増やすといいですね。
非常時には葉物やヨーグルトは無理なので、せめて野菜ジュースや缶詰類でバランスを考えるといったところ。
そのため、普段から切らさないようにしているものはコチラ。
・野菜ジュース
器にも
缶を拭いてきれいにすれば、器がわり。ラップや小さなビニール袋を敷けば、清潔を保ちやすく使い回し可能。
でも、缶って直径が小さめなうえ、深さがあるので食べにくい。
なかに入れたビニール袋を引っ張りあげると、下になっている食材が食べやすくなります。
ただし、缶の上部を考えると子供の器には不向き。あくまで自己責任で「大人の非常用の器」としてなら使えるでしょう。
湯沸かしにも
これも自己責任。紙をはがせば、
湯が沸かせます。
餅焼きやメスティン用の網などをはめれば、缶は落ちません。
缶で湯沸かしするなら必要なもの
・缶
・水
・カセットコンロ
・カセットガス
・網
・軍手
あればいいもの
・アルミホイル(なんらかのフタ)
ガスの火を弱めてもあきらかに缶より火が大きく、貴重な熱源がもったいないといえばもったいない。
でも、お湯が沸く= 炊飯可能 ということ。ついでに炊飯に挑戦!
炊飯に初挑戦
一合を計り、
水を米から人差し指あたりまで入れたあと、しばらく置きます。
アルミホイルでフタをして5つくらい小さな穴をあけ、
火にかけます。火が大きいので弱火で。
吹きこぼれてきたら火を止めて輪ゴムをし、(なくてもいいです)
逆さで10分ほど蒸らします。
開けてみたらこんな感じ。私でもできました!
芯はないけど少し硬め。缶のまま食べるなら高さがあるため、スプーンがいいかも。
自分で炊いたあたたかいご飯。これはうれしい!
まとめ:二度おいしい
1缶の重量、184g。複数持ち運ぶには重くてかさばる缶。
でも、開ければすぐに食べられるのは便利!長期保存できるうえ、おいしいので好きな味を見つけておくといいでしょう。
パンを食べたあと、缶を代用することもできます。「缶炊飯のコツ」をつかんでおけば、いざというときに慌てません。
災害に備える一つの手段として少しでも誰かのお役に立てることを願っています。