電池を入れると動くもの、家の中にたくさんあります。
おもちゃだったり、大人もよく使う懐中電灯や時計だったり、あげればキリがありません。
お子さんが大きくなってきて、遊ぶことがないのに電池が入れっぱなしってありませんか?
たまたまですが、わが家の場合は入れっぱなしにいたおもちゃの電池から“液漏れ“が起こってしまいました。
同じような経験がある方もいらっしゃるかと思いますが、『電池の液漏れと対処法』などについてご紹介します。
おもちゃの液漏れ
私が異変を感じたのは去年の秋の夜中。上の写真のものではありませんが、おもちゃからなにかが破裂したような音。
小さな「パチン」という感じ?
テレビをつけている日中だったら、まず気づかないでしょう。
気のせいかと思いましたが、“なにかが弾けたような音“は確実に聞こえたため、念のために部屋の明かりをつけました。
すると、床の上に液体のようなものを少し確認。
すぐ近くに自分で作って電池を入れて走らせるおもちゃの車。数日前から同じ場所にあり、電池はむき出しタイプ。
それが置かれていた下の家具が少し変色しており、わずかになにか染み込んだ跡。
電池をのけようと触ったところ、手にヌルッとした感触。床を拭いた時も水拭きのサラッとした感じとはまた違う気がしました。
私がした対応
すぐに手を洗いに行ったところ、やはり塩素が手についた時に少し似たようなヌルッとした感じでしょうか?
石鹸をつけて手洗いした後、検索。
「液漏れした電池に素手で触ると、場合によっては化学やけどを起こす」と出てきたため、さらによく手を洗って就寝。
電池に直に触っていたものの手の皮がむけることもなく、その後、全く異常ありません。
電池の液漏れ
この半年後、次は未使用乾電池の液漏れ。
電池を包む外装フィルムには使用推奨期限が記載されているのをご存じでしょうか?外装フィルムでなくても、電池本体にしっかりと記載されています。
使用推奨期限には6年あり、高温多湿でない室内の棚が電池の保管場所。
・未使用乾電池の液漏れ
半年の間にこういう経験をすることも少ないと思い、液漏れの原因や対処法など調べてみました。
おもちゃの電池に関しては注意事項などにも記載されており、入れっぱなしにしていたわが家の完全なる不注意。
未使用のものに関しては外装フィルムに異常があったものの、この時は液漏れが原因と思っていなかったのです。
見た目はわりときれいで使えそうに思える電池もあったため、
・保管方法としてよかったのか?
と思い、問い合わせ。
素人の質問にも関わらず、電話や文書にて不便をかけたこと&製品の品質向上に繋げる旨の真摯な対応。今まで同様、こちらの製品全般を愛用したいと思ったのはいうまでもありません。
学んだこと
電話での回答を私が書き留めたものを簡単にまとめてみました。
電池の(ー)側内部にガスを抜くための安全弁あり。
↓
ガスが発生するとそれが作動して(私が聞いたパチンという感じの音)
↓
ガスが抜ける(液漏れ)
今回の場合、考えられる要因(わが家の保管状況・電池内部を調べた結果)
↓
①電池製造の際、内部に不純物が混ざる場合がある
②電池出荷後、輸送時の過度な振動
↓
届くまで(使うまで)に品質に不具合が生じる
↓
液漏れ発生
高温多湿でない、家の中の棚で保管していた
↓
可燃物が近くにない限り、通常は基本的にそれで大丈夫
・水溶性なのでよく水で洗うこと
・そのままにしておくと、化学やけどを起こす場合あり
まとめ:液漏れした時は
通常使用ではほぼ問題ないと思いますが、わが家の場合はこんな感じで液漏れが発生しまいました。
確かに注意書きにはよくありますが、あまり気に留めて見ることは少ないと思います。しばらく使わない場合、電池を入れっぱなしにしない方がよさそうですね。
また、今回はいろんな要因が重なって液漏れする場合があるということ、苦手だった電池の仕組みや原理がわかり、とてもいい勉強になりました!
液漏れに気づいた時は、素手で触らずよく水洗いしましょう。この実体験がどなたかの参考になりましたら幸いです。