災害はいつおきるかわかりません。
突然やってきます。
「最低限なにをどれだけ備えればいいか」は調べればわかります。でも、調べれば調べるほど「どこまで備えれば？」と思うことも。
なので「日常生活になじむ防災」をいくつか実践中。
今回は、私と子供が実際にやった『災害用伝言ダイヤル171いないの練習』をご紹介します。
このやり方で、「公衆電話の受話器が取れてボタンが押せる」5歳頃には子供も一人で出来るようになっていました。
決して難しくはありません。
「171を試してみたい！」と思っている方の参考になれば幸いです。
災害用伝言ダイヤル171
「聞いたことはあるけど実際試したことがない」という方が多いかも。
災害時でも、171を使えば伝言を残して連絡を伝えあうことができます。
使い方
・子供にスマホを持たせていない
②お金かカードを入れる
（災害時は不要）
③171を押す
ここまでは手順は同じ。その後、「録音するか・聞きたいか」で押す番号が違います。
1を押す
↓
連絡先の電話番号
↓
音声ガイダンスを聞き録音する
2を押す
↓
連絡先の電話番号
↓
相手の伝言を聞ける
NTT西日本「体験利用のご案内」に詳細があります。（毎月１日15日、正月三が日や防災週間などにも利用可）
まず電話番号を覚える
その前にやること、それは子供が家族の電話番号を覚えること。スマホの番号は長く、大人でもスマホやメモ頼り。
ですが、なにかあったことのことを考えて、空で言える方法を考えました。
そこで思いついたのは、覚えるのは下8ケタだけ。（080などは意外と覚えていたため）
ひたすら繰り返すのもいいでしょう。
でも、耳から入ってくる「音に工夫をすれば子供にも覚えやすいかも？」と試したところ、わが家の場合はうまくいきました。
音で覚える
090 0000 0000 連続した数字があるとテンポよく覚えやすい。
・目と口と耳で覚えさせる
語呂合わせ
・子供が自分で語呂を考えること
（自分で考えたなら楽しく忘れにくい）
公衆電話
次にしたのは公衆電話の使い方。その理由は、
②複数の連絡手段のひとつとして
①私が意外だったのは子供が公衆電話の使い方を知らないこと。
私が子供のころ、家の外からかけるなら公衆電話でした。
今は固定電話がない家庭も多く、携帯が主流。大人でも公衆電話を使わないので子供が知らないのは当然ですよね。
②登山する際、同じ場所でも通信会社によってはつながらないことも。実際、正月に大混雑した神社で私のスマホはつながらず。大災害なら尚更です。
なので、複数の連絡手段（集合場所も）を現在進行形で考えています。
どこにあるか調べる方法
次に私が困ったこと。
公衆電話って近くにある？
公共施設や公園にはあるのですが、近くでどこにあるかがわからない。
マップアプリをいくつか試したものの、口コミ投稿で表示される仕組みもあるのか、「近くの公衆電話」と検索しても表示されず。
そこで行きついたのは、やはりNTT。近くの公衆電話を探すならこちら↓
西日本エリアなら「NTT西日本 公衆電話 設置場所検索」
東日本エリアなら「NTT東日本 公衆電話 設置場所検索」
日頃、子供の行動範囲内でどこにあるかを調べ、公衆電話の場所を確認しあっておくといいですね。
病院など夜間は入れない場所もあるため、24時間使える場所をすぐ思い出せるようにしています。
かけるための準備
子供の財布には、
・親（親族）の電話番号
・10円と100円
・テレホンカード
基本のかけ方
②お金を入れ（またはテレホンカード）
③「ツー」と音が聞こえたら
④番号を押す
停電のとき、固定電話や携帯が使えなくても公衆電話は使えるので覚えておくと安心ですね。
まとめ：大人がやってみせる
大人がやってみせること。そして子供が自分でやれること。
混乱した災害時、（気持ちに余裕のある）大人がすぐ近くにいるとも限りません。
171、自分は1 相手は2
わが子が固定電話や親の携帯からでも171が使えるようになっていたため、毎月試すのを忘れがちでした。
次はweb171に挑戦したいと思います。
災害に備える一つの手段として少しでも誰かのお役に立てることを願っています。
