四国ではお遍路さんをよく見かけます。
昔ながらの遍路道でも行けますが、ロープウェイやケーブルカーで行けるお寺もあります。
西日本最長、長さ2,775m。川越え山越えするのは初めて。
乗った感想をいうと。
見どころ満載&スリル満点!
今回は『道の駅 鷲の里』と『太龍寺ロープウェイ』のご紹介です。
道の駅 鷲の里
こちらが道の駅。石碑にも「川を越えまた山越えて」と詠まれていますね。
館内へ入らなくても石碑左側にトイレあり、駐車場も150台と広め。
時間があれば池の鯉にエサやりもできますよ!(鯉のエサ100円)
アクセス
ナビに入れれば出てくるので、迷うことはありません。徳島ICから約1時間で到着です。
館内
道の駅へ入ると運行時間の表示。繁忙期以外は20分ごと出発。
飲食店の営業時間11:30〜14:00。私が行った時間帯はすでに閉店。
奥へ進むと周辺の観光案内や龍のトリックアート、物産店も。
道の駅としては、こじんまりとした印象。
椅子が置かれているので、ロープウェイの待ち時間までの間に休憩するといいでしょう。
近くの宿泊施設
道の駅すぐ前に宿泊施設あり。遍路旅で疲れた身体を休めるにはもってこいの立地です!
聞いてみたところ、宿泊者がいる日は日帰り入浴可。宿泊者がいないときは入れないため、現地で確認してみてくださいね。
太龍寺ロープウェイ
奥へ進むとロープウェイ乗り場。料金表は写真の通り。(25/2月現在)
いくつか割引がありましたが、下記を掲示で100円割引(本人含めた5人)。
- JAF割
なるほど!使えるねJAF
酷道をよく通るわが家にJAFは欠かせません。車の任意保険は出番がないけど、こちらしょっちゅう使います!
道の駅、温泉など以外にも割引があるため、使う場面が多いです。 - イオンカード割
行き
これがロープウェイの全体像。山の上に支柱が二つあるのがわかるはず。
乗車時間が近づくとアナウンスあり。行きは青いロープウェイ。黄色の龍の絵が際立ちます。
ガイドさんも乗車。興味深い説明が聞けるのでおすすめ!私は高所が苦手なため、気が紛れて大助かり。
スタート直後から眼下に広がる那賀川。
しかも、ロープウェイの床から川が透けてみえるんです。私が苦手な剣山リフト(下山)よりマシですが、すでにゾワっとくる高度感!
一号支柱が近づいてきて、
この時点ではなんともないのですが、
このあと、「ガクン!」となったら「ぶらり〜ん」感。乗ればこの意味わかります。今のところ、「四国の空中を進む乗りもの」ではスリル度1位か2位に認定!
下りてくる黄色のロープウェイに手を振っていると、
昔、この辺りにいたというニホンオオカミの像がある『山犬嶽』。
二号支柱の手前右側には、著名な彫刻家が造られた『山さきもり』。「山を守る防人」ということでしょう。ここは『太龍嶽』とよばれ、山頂駅から約600mでいけるよう。
二号支柱を過ぎた右側に、若いころの弘法大師さんが100日修行していたといわれる『舎心ヶ嶽』。悟りを開いた方角(明星)を向いて鎮座されているお姿が。
あとで聞いたところ、山頂駅から歩いて約20分。「途中からかなり険しい道」とのことでした。
山頂
ロープウェイに乗れば山頂まで約10分。扉が開けば下界とは違う、身の引き締まるような雰囲気を感じます。
階段を上って太龍寺へ向かいますが、
寒さで水も凍結中。境内の池も凍っていました。
お遍路さんの姿もみられる境内。雪が残っているせいか、凛とした厳かな空気が漂います。
帰り
山頂駅の右側に『舎心ヶ嶽遥拝所』。
最終は17:00。駅のなかでいただいた、温かいきのこ茶が冷えた体に沁み入りますよ。
帰りは黄色のケーブルカー。
もちろん、下が丸見え。
空が青く澄みわたり、山頂駅からの眺望もみごとでした。
慣れたせいか、帰りの「ぶら〜ん」は行きほど怖くありません!
同じ乗りものでも、山頂ににぎわいがある『雲辺寺ロープウェイ』とはちょっと違う。
非日常と日常をつなぐ、心に残るロープウェイでした。
まとめ:スリルの先に
私が乗ったときもお遍路さんが一緒。
ここは第21番札所。まだまだ遍路旅は続くでしょう。長い旅路の足休めついでに、のんびり山容を眺めるのも旅の記念。
川を越え山を越え、さらにアトラクションに乗ったようなスリルを味わえるロープウェイ。
その先には「若き日の弘法大師が悟りを開いた」といわれる山頂が待っています。
今回は『道の駅 鷲の里』と『太龍寺ロープウェイ』をご紹介しました。