西日本の最高峰・石鎚山を源とし、高知県を流れる仁淀川。その川の美しさは、いつからか“ 仁淀ブルー “とよばれています。
今回は三大仁淀ブルーとも言える、
・安居渓谷
・中津渓谷
一気に三大仁淀ブルーをまわってもよし。ご自分が行ってみたい場所だけを選んでもよし。
晴れた日には、どこへ行ったとしても澄んだ水の美しさをお楽しみいだだけると思います。
どこからまわる?
一気に三大仁淀ブルーをまわるとしたら?
たとえば、高知県中央部・愛媛県西条市周辺からの場合。
↓(約45分)
安居渓谷
↓(約30分)
中津渓谷
にこ渕
今回、最初に目指したのは『にこ渕』。
ナビ通りに国道194号線を走れば、迷うことはありません。下は分岐点の写真。赤丸の方へ入り、道を下って進みます。
通常であれば分岐点から約5分ほどで、仮設トイレのある駐車場。台数的にも停めやすさからいってもここがよさそう。歩いて数分でこの看板。
この看板のすぐ上にも駐車場はあります。が、8台前後停めれるかという感じ?
協力金を一人百円目安に支払い、
募金箱へ。
こちらから下りていきます。
階段を下っていくとやがて見えてくるのは澄んだグリーン!
階段を下れば『にこ淵』に到着。
注意点
ここは神聖な場所。また、歩きやすい靴でない場合、濡れている階段や岩場で滑りそう。
泳ぎは禁止、あと虫には注意。
階段が急。一段が高いため、帰りはちょっとしんどく感じます。
あと、実際は人がいることが多いはず。譲りあって撮る感じになり、意外とゆっくりできないかも?平日の昼前でも写真の通り。
でも、時間があれば「陽が差し込むまでじっくり待ってみたい」と思える景色でした!
安居渓谷
次に向かうのは、『安居渓谷』。
国道439号線のトンネルを抜け、県道362号線へ入ります。ここから約7.7km(約18分)が一車線の山道。かわいい紅葉の看板が残りの距離を表示。
安居渓谷入口の駐車場にはトイレあり。軽食がとれそうな店もありました。
見どころは多く、点在しています。赤い橋の北側にある『乙女河原』へ歩いて行き、
橋を渡って、
緑の苔むしたなかを歩くこと、約10分。
『飛龍の滝』。
そのあと、駐車場から車を出し、『水晶淵』近くに車を停めます。
川沿いを少し歩けば、
仁淀ブルーとして有名な『水晶淵』や、
『砂防ダム』。ここも陽が入れば、きっときれいでしょう!
また、すぐ近くに『背龍の滝』もあります。
注意点
紅葉シーズンには、県道362号線が狭いので行き違いが大変。来た道とは違う、一方通行の迂回路で帰る場合もあります。
また、少しだけ水が流れていたり、
石が湿っている箇所は注意!濡れている場合、苔がついた石は滑りやすくなります。
さらに、わずかな時間差であっても陽のあたり次第で緑っぽく感じたり、
水色っぽくなったりと見え方が微妙に変化。透き通った水の美しさを実感できます。
ですが、人が多い場合は譲り合って撮ることも大切ですね。
中津渓谷
もとの国道194号線との分岐点を右折、走ること約15分。
『中津渓谷』に到着。
入口前にトイレあり、約3台は駐車可。この少し手前、左側を上がっていく駐車場もありますが急坂なので慎重に。
遊歩道を歩きつつ、
七福神を探してみたり、
岩の間を通り抜けたりと冒険感も味わえるような渓谷。
苔のついた橋を渡っていけば、
やがて、迫力ある『雨竜の滝』。
少し上には『竜宮淵』。
注意点
個人的には、これまでの2ヶ所よりは「並行移動が多い&冒険気分が味わえる」渓谷。
階段もありますが、段差が高いと感じることはありません。
どこもそうですが、濡れた石や岩には注意。滑りにくく歩きやすい靴がいいでしょう。
個人的には
行きやすさ
「一車線の山道がどれだけ長いか?」が私の判断基準。
行きやすさをランクで表すならば、以下。
2・にこ淵
3・安居渓谷
『にこ淵』の場合、
・西条方面(または高知方面)へ抜けるとき
に寄りやすいと思います。
『安居渓谷』や『中津渓谷』は、こんなときに訪れてもいいかもしれませんね!
・混んでないとき
(車が停めやすい&通行しやすい)
見え方
共通して言えるのは、光の当たりようによって仁淀ブルーの見え方が違うこと。
水深や藻、石の色なども関係するのかわかりませんが、深いグリーンに見えることがほとんど。でも、それはそれでとてもきれいなのです。
おそらく、お昼前後の光が水面に入ったときが仁淀ブルーが見えるチャンス!
個人的に「仁淀ブルーを感じやすいかも?」と思ったのは、『安居渓谷』。
特に、『水晶淵』にうまく光が入った場合。透き通った水面が水色に輝いて見えやすいような気がしました。
ですが、ほかの場所でもタイミングさえあれば、見事な仁淀ブルーが見られることでしょう。
所要時間
各所での所要時間は、「じっくり光があたるのを待つか?」でも違ってくると思います。
さらっと歩いて観光するだけなら、
・安居渓谷 約90分
・中津渓谷 約60分
まとめ:三大仁淀ブルー
三大仁淀ブルーといっても過言ではない、
・安居渓谷
・中津渓谷
仁淀ブルーを堪能するため、一気に三大仁淀ブルーをまわってもよし。ご自分が行ってみたい場所だけを選んでもよし。
晴れた日には、どこへ行ったとしても澄んだ水の美しさをお楽しみいだだけることでしょう。